はいじどう、ぜんじどう。

なんでも自動で出来る時代になると思ってたらそうでもなかった。

久しぶりの大型ライブに参加し終えて

私の推しバンドはそもそもがツアー何年もやらないとか、10年空いているとか、そんなのばっかりなんで「久しぶり」なのはもう慣れてしまいましたね。でもよくよく考えるとコロナ禍直前に参加した一番大きいライブはラルク大阪で、真っ只中ではありますがようやく参加できたのはHYDEさんのソロ、そして今回のラピバ幕張でした。アルフィーさんはご本人たちがワクチン接種完了するまでは再開しないだろうと思っているので(それもそうと、コロナ禍でのライブのやり方を確立できていない以上まだまだ難しいのかなとも思います)まずは自分が今まで参加できている会場がどうだったかを振り返ってみようと思います。

ここに行き着くまでに、みんなが安全に参加できるように、主催者側も相当な努力をしてきただろうし、その分まあまあ大変なことをこっちもやらないといけないのが今のライブです。でもここまでやれば確かに安心は安心。HYDEさんのソロもかなり厳重でしたが、今回の幕張メッセでのライブは(キャパ10000/20000人)非常に管理の行き届いたライブだったのでご紹介したいと思います。

 

まず、これはもう定番になりましたLIVE QR

俗に言う電子チケットというやつですが、これは便利です。

自分しか入れないし、自分がチケットを取る際に指定した人しか入れません。これは画期的でもあり、いざ自分が行けなくなったときに誰にも譲ることができない厳しさがあります。(事前のトレード登録などはシステムとして存在しますが、今回はそれもありませんでした)だからこそ体調の徹底管理が求められ、指定のアプリによる体温記録・体調記録を義務付けられていました。

実際に入場する際に全員チェックがあるかというとそうではなく、当日たまたま体温高めの人や、LIVE QRの不具合で入場時に引っかかった人などがチェックを受けたようです。

さて、その入場であったりグッズの購入であったりも、15分刻みで指定されています。その場での現金のやりとりがないように事前にネットで注文をかけておきます。当日は受け取るだけ。実物を見て迷うこともできず笑、そういう意味では受け取り作業だけなので間をあけた列でもすいすい進んでいく感じです。これは良いなと思いました。もう今後全部そうしたらいい。ロッキンなんかでは早々にこのシステムが導入されていて、やっぱり現地で悩んで買うのも楽しいんですけど、時間的なことを考えると事前決裁・事前購入が圧倒的に速いですね。

 

入場はブロックごとに時間が決められていて、もちろんグッズの購入時間と合わなければその通りには入場できないんですが、みなさん概ね守られていたように見受けられました。私は最初の方の入場だったので、実に一時間半、会場内で待機することになるわけですが笑・・うまいこと工夫されていまして、会場内モニターにハッシュタグつきの投稿を表示していく企画になっており、それを見て楽しませてもらってました。1席ずつあいていることもあって、あまり隣同士で話している人もおらず、話すとしてもみんな小声なので待機している間は静かでしたね。ものすごく秩序が保たれている・・これはHYDEさんのソロでみんな学んできたな、と思いました。

発声さえしなければ飛んだり跳ねたりしても良いので、体感的にはほぼ普段のライブと変わらなかったです。普通に疲れました。笑
HYDEさんソロは完全着席だったので、久々の心地いい疲れでしたね。

終演後は規制退場で、駅までの間が混まないように・・・・とはならず、結局みんな乗りたい電車は同じなので帰りは混みました。海浜幕張はどういうルートで行っても電車の本数が少ないので、結果的に込んでしまうのは致し方なし。

入場するまでに、手荷物・消毒・本人確認(写真入りの証明書がないと入場できません。免許持ってなければマイナンバーカードかパスポート必須です)などがあるのでスタッフの数を考えると、人件費をかけて導入人数を半分にし、今までかかってこなかった消毒の費用なども考えると開催するごとにどえらいお金がかかるのが今のライブなのだなと痛感。それでも開催をしてくれる主催には感謝しつつ、「チケット代は高いけど、人が少ないってめっちゃ快適!」なのも確かだったライブにはいろんな意味で複雑な気持ちにさせられました。笑
まずね、音が違います。

人に吸収されない分、ものすごくクリアに聞こえて爆音。最高でしたね。

幕張ってこんな音よかったっけ?って思ったら、やっぱり同じようにそう思った人がいたようで、帰りの道すがらに「人が少ないと音が大きくて綺麗に聞こえる気がする」と声が聞こえてきました。私もそれ思ったよ!!

コロナ禍以降なかなかこういった場所に参加することも簡単ではなくなりましたが、「参加者側が持たなければならない高い意識」みたいなものは絶対に必要で、それを形として"アプリで体温管理をさせる"・"本人とその人が指定した人物以外は絶対に会場に入れない"システムは非常に効果的であると感じました。


やっぱりこういう楽しみは必要ですね。
映画や舞台もそうです。やっぱり人にはインプットが必要なんです。
必要なんだけど、お酒と同じように「なくてもいい人にとっては"そんなもの我慢せえよ"」の一環でもある。だから大々的に開催することが難しい。ここまでやっているのに、ですよ。まだまだ普通の日常には遠いですね。いつかマスクをしないでもいいライブが戻ってきますように。