はいじどう、ぜんじどう。

なんでも自動で出来る時代になると思ってたらそうでもなかった。

色々な覚悟が必要だということ

My推しグループであるアルフィーさん2020年春ツアー中止→全返金ということで悲しい思いをされている方が多くいらっしゃると思います。本当に悲しいですよね。私は10年ぶりにツアーやるよって言われていたMy推しグループ2、abingdon boys schoolのツアーが中止になったことで「私は!!10年も!!!待っていましたが!!!???」っていうやりきれない気持ちでいっぱいでした。もうやらないんじゃないかな?って思ってるくらいなんで、希望もへったくれもありません(これはa.b.sのファンならわかると思います。笑)。でもそれでいいんです、この人たちは10年ブランクが空こうと、15年空こうと、きっといつでもすごいライブをしてくれると信じています。

2020年、年始〜春にかけてのラルクも8年ぶりのツアーということで、私は運良く大阪・愛知と参加できたのですが三月分は中止になってしまいましたね。これも悔しい思いをした人がたくさんいたかと思います。関東が後半だったので、開催できた会場が僅かだったんです。
楽しみを私たちから奪っていった不測の事態はなかなか収束を見せてくれません。日本の政府のせいですか?それとも私たちの意識が薄い?いやいやどれも違います。ウイルスというのはそういうことを凌駕した存在だから、もうみんなが我慢をするしかないのです。

なにより、早く、早く、と急くよりもまずはこの「早く収束しないかなー(棒」って生活している日々の裏では医療の現場が大変なことになっていることを肝に命じて、楽しみは全部後回しでもいいから少しでも協力できるように自己管理をしていきましょうっていうことなんですよね。話が逸れました。


少しずつ動き出してきた舞台・ライブですが、政府のガイドラインに沿った舞台やライブにもう参加された方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。映画もしかり、ちょっとずつ私もいろんなものに足を運ぶようになってきていますが、話を聞く限りやはり集団感染に敏感になっているのは音楽業界なのかなと思っています。


私が参加したのはhydeさんのアコースティックライブでしたが(今後も参加予定があります)、当然ながら今の所感染者は出ていません。ものすごく感染対策については徹底していました。おそらくどのアーティストもこれくらいのことはやっていると思いますが、今だとつらいけど春くらいなら少し和らぐかな?逆につらいかな?と思うことがありましたねーー換気。
寒い。とにかくめっちゃ寒い。
換気しまくるから羽織るもの必要です、って前もってどこかに書いてあったのでコート着てましたが、それでも寒い。春くらいになったらこれも和らぐかなと思ったんですが、今度は花粉問題もある。マスクしているとはいえ、下手にくしゃみはできない。開演中の換気とはうまくつきあわなければなりません。

 

そして、ツアー中「ここは開催できたが、ここは中止、ここは延期」が出てきてしまうという辛さ。あそこはやれたのにここはダメなのかー!っていうこともあります。逆に、同じ会場なのにこのアーティストはやるけどこの人はやらないのかー!っていうのもあります。(キャパとステージプランニングの都合上だと思います)そういう理不尽さにも耐えねばなりません。

 

でもね、やっぱりいいんですよね生音って。

配信ライブでは味わえない「あ〜〜〜そうでした!これでした!」っていう感動が込み上げてくる。声が出せないからこの感動を表現するのがなかなか難しいのですが、始まった瞬間のあの地から立ち込めてくる会場全体の高揚感は、キャパ半分なのにここまでエネルギーを産むんだなっていう凄みがありました。早く体感したいですね。

 

色々なプラス要素がある電子チケットは早急に導入すべきだと思っています。

紙のほうが記念になりますし行った感もあります。あれは本当に良い。でも人と人とのやりとりがあって感染リスクが上がったり、形状として存在する以上は転売のいい標的になります。しかも取りづらいチケットとなればなおさらです。電子チケットなら本人しか入れないですし、行けなくなった場合も定額トレード制度があるので安心。まったくもって電子チケットにしない手はないと思うのですが、アナログなのが良いというのもまた理解できるので難しいところです。

こうして、今までは何も気にせずいたことや、よかれと思っていたものを見直して見直して見直して削ぎ落としていって、さらには感染症対策の工夫を追加して追加して追加してなんとか開催できているのが今の舞台やライブだと思います。なにもかもが違います。それに少しずつ慣れていくしかないですし、いつかは普通に戻ることを信じて、理不尽なことも全部受け止めて「無事に開催できて、完走しきれるように」ということを願って過ごしていくしかありません。

アクターの方々は歯がゆいかもしれません。エンタメ業界の手当が二の次三の次にまわされてしまうのは「人々の楽しみとして」の世間やお上への認知度が低いからではないかと思います。でもそれももうこうなっては仕方がなくて、今はお金はすべて医療へ(医療従事者の方々へ)まわすべきだと思います。その傍で、ゼロにならないように懸命にエンタメ業界も経済をまわしていく。私たち元気な一般人ができるのはそれくらいです。

金のない元気な働く皆の者、とりあえずいっぱい経済をまわそうと思わなくていいから、元気でいよう。いま風邪にかかったら、熱が出ただけで「疑い」がもたれて社会復帰に一週間かかったりしてしまう。それを避けるためにも、元気でいよう。

舞台やライブを楽しむには多くの覚悟が必要ですが、なによりもお互いが元気でいないと成立しません。健康を保つことも覚悟のひとつとして、この苦しい時代を乗り越えていけたらいいですね。