どうぞ持っていってこの何万円かを
なぜこのタイミングでニュースになっちゃうんだ感ありますけど。
なんのことかというと、これです。
まぁねー、金額が金額だし、そもそもSS席よりさらにいい席があってそこだけは動かしてないけれどもSS席もかなり高額ですし、それがSと同じになりさらにはSだった人がAと同じになるということに不満は出て然りだと思います。間違いない。
でも、私は少しだけこういう"常に人が動いてこそお金もまわる"世界に近いから、ちょっと考え方が違います。
コロナ禍で、大半のアーティストはツアーを中止しました。対策も大変、キャパは半分以下にしないといけない、なによりクラスターが出たらどうするのか、そのために沢山の対策を練ってそれを客席側に刷り込み(おかげで色々と身についた)コロナ真っ只中で、一旦は中止したツアーをキャパ半分でやりきっているんです。それがどれだけお金のかかることか、想像しただけで内臓全部出ます。大赤字もいいところで、ちゃんとみなさんお給料入っていますか?大丈夫ですかという心配すら湧いてくるレベルなわけです。
本当に最後数公演だけはフルキャパでできたけれど、「これ以上お金をどうして無駄に払わないといけないのか」という思いのファンはもう一度この二年を振り返ってほしい。
ツアーがあったことすら奇跡だったんだっていうのを忘れていると思いますね。
言いたいことを言うだけでは済まないなぁ。
なんだかバンドを傷つけているみたいで、不快なコメントが多くて悲しいです。
みんなツアー慣れしすぎましたね。本当に貴重なんですよこの時期にできたこと。いいじゃん、大金はたいて最後にでっかいフィナーレ飾ってもらおうって、それでいいじゃん。て思いますけどね。私は惜しみなくそういうところにはお金を落とすタイプなので。
私はどちらかというと、このライブに関わっているすべての人たちにお金を払っている気持ちでいます。ステージを作ってくれた人然り、スタッフ然り、運営に憤慨する人も多いけれど、まずは何事もなくすべての公演をやってくれたことに感謝する気持ちを、何万円かに乗せて捧げたつもりです。席が悪くなっても別にいいです。みんなが頑張ったツアーの最後なんで、笑って終わりましょうよ。
そんなきもち。