はいじどう、ぜんじどう。

なんでも自動で出来る時代になると思ってたらそうでもなかった。

終わりよければすべてよし

特にTwitter界隈は非常に不穏な空気が流れた30th L'Anniversary LIVE(東京ドーム)でしたが無事に公演が終わって誰も何も文句言ってないのをいいことに、じゃあどういう金額と座席と内容だったのかっていうのを今更おさらいしてみようと思います。


まずW会員という、紙媒体FCとデジタルFC二つのFCが存在しており、それぞれ年間5,000円程度の費用が必要になってきます。
年会費にしたら大したことありませんが、問題はここからで・・
 
アリーナ席の前半分は、まずFCに入ってる時点で君たちがだけ取れるんだよというどっちの会員でもある人に与えられた"権利"であるW会員シート22,000円(+グッズ色々付いてくる)。
そもそも紙媒体FCは大体の人が入っているとしても、もう片方のデジタル会員にこのライブが確定した時点で相当数の人が入会したはずなんで、ここでプラス5,000円が乗っかってきます。
結局W会員シートは、最初から入ってた人はそのまま22,000円だったもののこれを機に入った人はそれなりにかかっているということになりたちまち「別にいくらかけても全然構いません!」枠のできあがり。二日目はこの席でした。
 
次にSS席。SS席なのになんで1Fスタンドまで上がるんだよふざけんなという声のあったSSはチケット代だけで見ると22,000円でW会員シートと変わらないんですね。ちなみに貰えるグッズも内容は一緒。ようはここ、W会員じゃない人で片方のFCに入っている人が選べる最良座席シートになっており、当初はW会員シートの後ろに設けられたアリーナ席後方部分がSSだったんではっきりいってこれで1Fスタンドに上がれた人は今回めちゃくちゃラッキーだったはずです。
 
そしてさらに問題になったS席。
SS席が1Fスタンドに押し上がってきたことにより、最初はA席だったところまでS席になってそりゃもう炎上も炎上でしたね。私は全然どっちでもよかったんですが。(前の記事参照)私も実は初日はS席でした。金額は16,500円。安い。感覚の狂い。とりあえず一塁でも三塁でもいいから全体を見渡せる席に上がりたくてSをチョイスしたわけですが
スタンドの音の良し悪し問題は別として全体を見渡せる席が今回一番の最優良席であったことは間違い無いです。
A席をチョイスしていないので2Fから見ることができませんでしたが、2Fから見たときの見え方を計算して作られた演出でした。
 
ドーム備え付けの上部のビジョンと、今回のステージに設置された背面ビジョン、さらにはその前にももう一層あって(これは常時メンバーの前にあるわけではなく、上に上がっていることが多い)全部で三層+両サイドに帯状のビジョン。←これはツアーの腰巻ビジョンの使い回しかなと思います
で、もう横から横までほぼ全部ビジョンだったんですね。
没入感がすごい。
なんだこれはIMAXかなにかかと。
三層あるうちの最背面と中頃の一番大きいビジョンの間に強い光量のLEDが横一列に走っていて、それが上を向くといわゆる"間接照明"みたいな役割をしだすんですよ。なんでそんなところにもライトがいるんだろう?って思ってたんですけどね。そしたら後半で、中頃の大きなビジョン(メンバーの背面にあるやつ)がちょっと持ち上がって
その横一列に走っているLEDが剥き出しになったんです。
あーーーなるほどこれは途中から使うためにいたのかと思ったんですけど、まさか最後にあれが虹になると思わず・・
この写真はネットにたくさんあがっています。
スタンドまで届くほどの強い光、本当に凄かった。
 
言い出すとキリがないんですが、途中の演出やら会場のマラカスライトによる"参加型"演出もとても楽しく、なにより全体通して完璧なまでに演出が美しすぎて実質このライブに四万くらいかけたことになるんですけど本当になんの文句もありませんでしたね。
あそこまで完成度の高い芸術を作り物一つないシンプルなステージでこなせるというのは、ひとえに映像チームの高い技術力と照明の多さ(多すぎだろと思ったくらい)、特攻の使い方のうまさ、そういったところにあるのかなと思いました。
メンバーの演奏に関しても、去年一年間キャパを減らしてまで懸命につなげてきたツアーをやり通した気迫みたいなものが感じられて、結果的に誰からも文句の言われないライブを作り上げたのかなと思います。
 
しばらくはソロとしてHYDEさんのロックな面がたくさん見れそうな感じがします。
ラルク界隈は、運営とファンはなんかいつもギスギスしてるけど(ほんとに)、メンバーは大変仲が良くて面白いので今回もとても楽しかったです。
ゆきひろさんは何かする度に会場の熱量が上がるので、今回は非常においしかった。笑
 
"結成30年"と"デビュー30年"で二度祝えるっていうのはどこかでも聞いたことのある話ですけど笑、もしそういうことになるならいいなぁと思いますね。それにしてもここ数年の技術の進歩ってすごいです。とっても感動しました。
最後の感想が陳腐になってしまった・・・
"いばらの涙"の演出が良すぎてあと5回くらい見たかったですね!!