はいじどう、ぜんじどう。

なんでも自動で出来る時代になると思ってたらそうでもなかった。

Go To問題と調査報告(まだ途中)

東京民はいまどこへいっても煙たがられる存在ですが、観光地の末端はどうなのかなと思いまして実は先月の県跨ぎ自粛の規制がなくなってからぼっち旅のようなものを粛々こそこそとしています。

旅行することによって果たして喜ばしく思われるのか、嫌がられるのか、現地の人はどう思うのか、いろんな声を聞いてみようと思い、迷惑をかけない程度にどこかへ行ってみようと思った次第です。例のGo To〜企画で「旅行自体には問題がない」という言葉が一人歩きして、完全に批判をくらっていますよね。私は旅行自体に問題はある、と、思っています。自分で行っておいてあれですけど。問題ないわけないんですよ。どこに問題があるかというと、どういう生活を送っている人がどういう経緯でどんな目的で誰と行くのかが明確じゃないから問題だと思うんです。私が行くのは、あくまでも1車両に5人レベルでしか人がいないような移動手段で、現地でも相当人と距離のとれるところで、三人だ四人だで行くとわいわいしちゃうから絶対それはしないと決めて行ってるんですね。その上で、少しでも現地の経済をまわせたらと思ってお土産がっつり買い込んで帰ってくる。本当にそれしかしていません。笑
逆に言うと、地方を経済まわしてほしいなら「こういう感じで旅行してください」って言わないとダメだと思います。私の方法があっているかどうかもわかりませんが、それなりに対策をして、相当気を使って外に出ているつもりです。実際、地方で買い物をすることはとても喜ばれます。

その上で、実際に複数箇所、足を運んでみて東京と違うことや、思ったこと、言われたことなどを書き連ねてみたいと思います。

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新緑の中に佇む真っ赤な橋

おそらく、旅行事業に関わらない一般の方々としては「来ないでほしい」と思っている。これ一択だと思います。日光で地元のおばあちゃんに声をかけられましたが、東京から今こんなところに来るなんて、誰かに嫌なこと言われないといいけど・・と心配されてしまいました。私は実際のところどうなのかな、と思って色々と予防策をして足を運んでるんですよということを伝えると「一番こわいのは、若い子たちかな。普段の鬱憤晴らしに大勢で来て、っていうのが一番こわい。もちろん観光地だから人は来て欲しいけれど、おかげさまで今は街が綺麗なの。老人も多いからね、こういうところで誰かがかかっちゃうのは怖いのよ」とのこと。ついでに「お嬢さん(ていう年齢でもなくおばさん年齢なんですけど)みたいに丁寧な子は滅多にこないよ、嫁いで来ないかい?」なんて笑っておっしゃってましたが、すいません、仕事にしか興味ないのでバツ1ですテヘペロ

まあそれはさておき、若い子が怖いというのはよくわかります。

私の周りもそうですが、正直若い子たちは完全無防備で飲み会も家飲み(しかも10人くらい単位で)もがんがんやってます。注意しようにもできないレベルでやってます。それが近くにいることそのものが怖いですが、若い子っていうのはそういうもんなんだというのを念頭におかねばなりません。

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雨の日光

きっと普段は賑わっているであろう日光も、まったく人がいませんでした。新潟を訪れた時は駅周りにしかいなかったのでわかりませんが、電車利用時の感染対策に関しては東京のほうが圧倒的に意識が高いです。これは東京と地方とでは違いますね。混み具合が違うからなのかもしれませんが、東京は混んでいない電車でも以下のようなことが行われています。

・全車両、よっぽど雨が強くない限り窓を開ける

・基本、電車内では喋らない

・通勤時は仕方がないが、一人飛ばしで座る&たいして混んでない状態で座席がひとつ飛ばしで埋まっている場合には立つ

逆に言うとこれらのことは地方ではされてないように感じます。

通勤電車でクラスターが起きないのは、喋らない(で、全員マスクをしている)っていうのは大きいかなと思っています。

さて。

旅行をした時の食事に関してですが、まずひとつ旅館の食事をいただいたときのことを記しておきましょう。

超ーーー広いレストランに、超ーーー間隔あけて座るんですけどね。

あれです、もうね、気を遣いすぎて無理でした。笑

これならどっかで食べてきますわ、、っていうレベルで、旅館の方がかわいそうになるレベルで気を使いまくっているのがわかるんです。ありがたいんですけど、ここまでくると「あぁ、、わざわざ来てしまってごめんなさい、、」って思ってしまう。

でも旅館側は「こんな時に来てくださってありがとうございます」なんですよね。実際問題、めちゃくちゃ安いんですよ。でも人が来ない。怖いけど人は来て欲しい。できれば東京以外から来て欲しいって思ってるはずなんで、私も泊まるときとか、旅館の人にはあえて「勤め先は東京なんですが、家は埼玉なんです」と言うようにしています。(だいぶ印象が違います。勤先をあえて言うこともメリットがあり、実際どうなのか、近くに感染者は出ているのかなどの情報交換がきちんとできます)

これは仕事の関係者から聞いた話ですが、よかれと思って車で遠いところまで打ち合わせに出かけたんだそうです。電車よりリスクがないし、それであれば自家用車で行ったほうがいいのではないかという判断だったようなのですが。

車で行ったことでナンバーでどこから来たのか特定され、場所が場所だったもので「東京からこんなときに何をしに来た」と休憩のSAで詰られたとおっしゃっていました。そんなこともあるんですよ。東京の人間というのは、それはそれで息の詰まる毎日を送っているんです。移動手段から何から、色々と考えないとこういうことになる。今は空いている電車か、バスが一番無難だと思います。

こういうことに気をつけてくれれば来て欲しいとか、こういう声を聞いてほしいとか、もしあれば私に直接教えて欲しいです。これからも感染リスクには気をつけつつ(なんたって普段から百貨店に出入りしてますんで、毎日の検温や消毒は普通の方々より相当気を使っています。その自負があるからこそできることでもあるので)少しずつ東京から出ていっていろんな方々の話を聞いてみようと思っています。これも仕事に繋がるんです。色々な企画をやっていますが、どういうことをするのが適しているのか、それを調査するためにも私は少しずつ行動範囲を広げていっています。